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おしゃれなインテリアをバックに、個性的な味のある表情を見せる猫としてInstagram やブログで話題のどんこさん。

どんこさんの飼い主、写真家の写真家の井上佐由紀さん(どんこ母)とマネージャーの外山輝信さん(どんこ父)に、どんこさんのいる暮らしについてお話を伺ってきました。



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LEONIMAL(以下 LE): どんこさんとお二人に本日お会いできてとてもうれしいです。どんこさんは今おいくつでしたか?

井上:今は8歳なので、猫では中年の方なんですよね。

LE:どんこさんは、3歳の時にお二人のもとにきたんですよね?

井上:インターネットの保護猫のWebサイトでどんこを見つけて、この子だ!って思ったんです。

LE:運命的な出会いですね。

外山:どんこをもらった瞬間は誰もかわいいと思ってなかったんだよね(笑)。でも井上だけがこの子がかわいいって。

井上:引き取りに行ったときに、どんこは、ささっとこっちに来てとても人懐っこい子だなと思ったんです。やっぱり、かわいいけど触らせてくれない子よりも、ちょっとブサイクだけど人懐っこい子がいいなって思って。きれいに整っていなくてもすりすり寄ってく人懐っこい子は、どこにでも1匹はいるみたいで「そういう子の方が結果的に引き取ってもらいやすい」と、どんこを保護された方もおっしゃってました。


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LE:内面的にも惹かれ合ったんですね。なんだか人間同士と一緒ですね。

井上:お友達にスカイって子もいるんだけどね。見た目はまだらのグレーっぽい毛並で、誰もが納得する美猫ってわけではないんだけど、性格がすごくかわいくて。

外山:ちょっとマイペース過ぎるけどね(笑)

井上:ただ写真をとるときにその内面の魅力まで写すっていうのは、実はとても難しいんです。よく、写真はその人の内面まで映し出すっていうけど、必ずしもそうではない(笑)

外山:そうそう!(笑)

井上:そもそも写真を撮るのがうまい人って、あやすのが上手な人。


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LE:普段の生活で気を付けていることはありますか?

井上:どんこは腸が弱くて…だから食べ物にも気を付けています。引き取った当初は血便したり、おならもよくしていました。

外山:プス。プスってね(笑)。

井上:持ち上げると、ブーッってなったり(笑)。

外山:おならをするなんて聞いたことないって、よく珍しがられました。

井上:腸の調子がよくなるように、よくお腹はさすっています。

外山:さすると、あ!今うんちたまっているなってわかったりしますよ(笑)。

井上:食べ物に関してはいろいろ試して、最近は腸の調子は落ち着いています

外山:カリカリはもちろん、ウエットも2種類を混ぜてあげたりしています。それでも同じ味が続くと、あまり食べてくれないことも…。

井上:引き取った当初は、ごはんくれ!ごはんくれ!って感じで、なんでも涎を垂らしながら食べてくれてたんですけど、最近はえり好みしちゃって。引き取る前は保護先で多頭飼いの状態だったから、ご飯をたべるのもライバルが多かったからかな。

外山:今は贅沢なもんです(笑)。


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LE:そういえば、これはなんですか?

外山:これはティッシュケースです。友達が手作りしてくれたんですけどね。どんこはお腹すいたりするとティッシュを食べちゃうんです。だからティッシュを食べないようにカバーがついているんです。

LE:どんこさんとの生活ならではの工夫なんですね。


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LE:どんこさんがきてからお二人の生活で変わったことはありますか?

外山:やっぱり、どんこに会いたいって家に来てくれる人が増えたよね。

井上:ねこの話でいつまでも盛り上がったり。ねこのつながりでネットワークも増えました。

外山:そうそう。それまでは行かなかったようなところにも足を運んだり。

井上:保護ネコのことならやってみよう、という理由から行動できることも増えました。

LE:どんこさんの存在は、人間同士のつながりにもとても影響しているんですね。


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LE:どんこさんとの心温まるエピソードはありますか?

井上:ありません(笑)よく、飼い主がつらい時はそばに寄ってきて慰めてくれるって話もあるじゃないですか。でも、どんこに関しては必ずしもそうではないというか・・・おかまいなしって感じで。なぐさめてくれるような関係は理想ではあるんですが、おかまいなしっていう感じの方が楽な部分もあって、それはそれでいいのかなって思います。どんこは全然神経質じゃなくて、よかったとも感じます。

LE:どんこさんとのおもしろエピソードってありますか?

井上:これといっては・・・あ、でも私たちがごはん食べているときにテーブルの上に乗ろうとして乗り切れず、顔だけひょこっ、ひょこって見えてるときとか。普段の生活の中で笑えることが時折ありますね。

外山:紙袋とか、箱も小さければ小さいほど好きみたいで。あきらかに入らないでしょってものほど好きみたいで挑戦していて笑えます。


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外山:ただ井上にべた惚れなんです・・・。

井上:そうそう、私の膝の上にはぴょんってのってくるんですけど、外山さんの膝の上には今まで一度もどんこから乗ったことが無くて・・・。

外山:・・・。

LE:ちょっと悲しいような・・・。

外山:餌をあげてるのは僕なのに・・・。

井上:私も仕事で家を空けることが多いので、外山さんの方が一緒にいる時間が長いんです。だけど、私のことの方が好きみたい(笑)。

外山:寝ぼけていて、ひざにのせても逃げないことはあっても井上じゃない気づいた瞬間、さっと降りていっちゃったりね(笑)。

外山:感動の再会はやろうとしたけどね。

井上:そうそう。1週間2人が不在にすることがあって、預けていたことがあるんです。その時に外山さんが、俺が最初に行くからって部屋に入ったんですけど、外山さんをスルーして、私のところに駆け寄ってきたんです。

外山:そんなわけで失敗に終わりました・・・。


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LE:どんこさんのお気に入りの場所はあるんですか?

外山:今はお客さんがいるから気になってうろちょろしてますけど、普段はだいたい別のところにいるか、GRAMPの中で寝ています。


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LE: GRAMPがどんこさんのお気に入りの場所とは!うれしいです。

井上:そうそう、リラックスモードのときによく中に入っている。


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外山:キャリーってなかなかデザインのいいものが無くて…。でもGRAMPはすっかり他のインテリアになじんでいるよね。

井上:グレーっていうのがいいよね。うちも飼いはじめた当初は右も左もわからずで、とりあえずアウトドアブランドの布系の物を買ったんだけど、震災があってから一緒に避難するってことを考えなきゃなって。それで、とりあえずプラスチック製のキャリーを買ったんだけど、やっぱりインテリアには合わなくて。


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外山:そういう意味でもGRAMPは部屋のインテリアを壊さないから本当にすごい!さすがimaさん。

井上:本当にimaさんのデザインのお力はすばらしいです。


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外山:そういえば、使いながらも、感動があったんだよ!この入口の部分くるくるして留めておけないかなと思ったら…

井上:そう、あるじゃん!って、感動したよね。

外山:見つけた時は本当に感動した!細部まで設計されてるんだなって、使いながら発見がでてくる。

LE:どんこさんの日常にGRAMPが溶け込んでいてうれしいです。


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LE:お部屋の中がきれいですね!ソファーも無傷ですが、どんこさんは爪とぎとかしないんですか。

井上:どんこは爪とぎとかあまりしないんですよ。爪とぎも立てかけるタイプの物が一つあるだけで。

外山:お腹減ったアピールのために爪とぎをするよね。

井上:そう、結構時間に正確で朝の8時と12時と夜の7時には必ず腹減ったアピールをしてきます。それで朝助けられたときとかもあるなぁ。


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LE:一説によると、飼い主さんが良く座る場所には飼い主さんの匂いがつくから、大好きな飼い主さんの匂いがするところに自分の匂いをつけたくて、肉球をすりつけちゃうみたいですね。その時に爪があたってソファーがぼろぼろになるというおうちが多いらしいです。

井上:そうなんですね。全然知らなかった!そういう意味では、どんこはテリトリー意識が低いんだと思います。たまに他の子を預かったりもするんですけど、どんこはおかまいなしって感じで基本的には誰でも受け入れちゃうんです。

LE:めずらしいですね。とてもうらやましい性格です。


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LE:それにしても、預かったり預けたりということができる関係性があるって心強いですね。

井上:頻繁ではないけど、いざ困ったときに頼れる、頼りあえる関係性はありますね。

LE:ちゃんと、どんこさんをとりまくネットワークがあるということですね。

井上:日ごろから、どんこを気にかけてくれる人がいるのはありがたいです。

LE:被災した時も、ネットワークがあるかないかで被災後のペットをとりまく環境も変わってきてしまいますよね。そういう意味でも、どんこさんは「もしも」の時の為の準備ができているんだと感じます。




どんこさんProfile:
写真家の井上佐由紀さん(どんこ母)とマネージャーの外山輝信さん(どんこ父)と暮らす雄猫。
ブログ・Instagramで見せる個性的な表情が、猫好きの間で話題に。

・井上佐由紀さんブログ「どんころり」 http://donko.inouesayuki.com/

・井上佐由紀さんInstagram https://www.instagram.com/sayukiinoue/?hl=ja

・外山輝信さんInstagram https://www.instagram.com/terunobu_toyama/