設計事務所イマの小林恭さん・マナさんのインタビュー。
前回はお二人が会話でアイデアを高め合っていく仕事の過程についてお送りしました。続いて、お二人と同居しているペットたちにまつわるお話へと移っていきました。
猫たちの個性があふれるエピソードをお送りします。
LEONIMAL(以下:LE):マナさんはもともと動物好きだとお伺いしております。これまで動物たちとは、どのような出会いがあったのでしょうか?
マナさん(以下:マナ):昔からたくさんの動物と暮らしていたんです。アヒル、犬、猫、うさぎ、ハムスター、鳥等…。ムツゴロウさんになりたいぐらい動物が大好きで。結婚したときに、動物が家の中に居なくなって、欠乏症のような状態になりました(笑)
LE:様々な種類の動物と触れてこられたんですね・・・!それは確かにさびしくなりそうです。今一緒に住まわれている猫たちとの出会いは何がきっかけだったのですか?
マナ:ある時、姪っ子のお友達のところに猫の赤ちゃんが生まれたから見に行かない?という話になりまして。子猫が5匹いたんです。そのうちの3匹はすごく人懐っこくて、すぐ寄ってくる感じだったんですけど、残り2匹は隅にかくれて出てこなかったんですね。「この2匹はかわいそう・・・というかこれから大丈夫かな?」と思っていたら、1匹はちょろちょろちょろと出てくるんです。この子は可愛いなぁ、なんて思いながら触ってたんですね。そしたらもう残された1匹の方が鳴くんです。すると少しずつ出てきていた子が戻っていく、というのを何回か繰り返していました。それで、この2匹は引き離してはいけないなと感じて、両方もらって飼い始めたんです。
LE:それがジョージちゃんとギルバートちゃんですね。2匹の絆が深かったんでしょうね。
マナ:両方ともとても飼いやすい猫で。病気をしないし、粗相もしないし、お留守番も良くできるし。ごはんも、ネコ食いというのか、少し残して自分の好きな時に上手に食べていて、3日出かけても少し残しているんです。猫って飼いやすいなと思っていました。
それからずいぶん経ったときに、白い猫を友達が拾ってきて、その友人がなかなか飼いきれないというので、2匹も3匹もいっしょだからと飼い始めたんです。ところが、その白い猫はものすごく良く食べる子で、2匹が残した食事を全部食べてしまって(笑)。
この子が噂の白い猫マロン。ポテンとしたフォルムが可愛らしい。確かにちょっと食いしん坊なのかな?
LE:それまでの2匹とは個性が違いますね(笑)
マナ:マロンが来てから初めて2~3日でかけることがあって、もどってきたら餌が空になっていたんですね。いつもは少し残っているのにどうしたんだろうなぁと不思議に思っていたら、どうやらマロンが食べてしまったらしいと分かったんです。それからが本当に大変で(笑)。3匹の餌を離して、3匹が食べ終わるまでずっと見ていないとマロンが残りを全部食べてしまうので。3匹って大変だなと感じました。
GRAMPも置いてある寝室にいるマロン。棚などはなく、すっきりとした印象。
猫たちそれぞれの個性がほほえましいお話でした。
次回は東日本大震災から始めた活動、犬のチョコちゃんとの出会いについてお送りします。
設計事務所イマ 小林恭さん・マナさん
物販や飲食店などのお店の内装設計やインテリアデザインをメインに活動。フィンランド発のライフスタイルショップ マリメッコの日本全国の店舗設計に加え、フィンランド本国やニューヨーク等世界の旗艦店の店舗設計も手掛ける。また、フィンランドのテキスタイルメーカー、ラプアン カンクリの本拠地ラプアのファクトリーショップの内装・インテリアデザイン、ファミリアやイタリアのブランド イルビゾンテの店舗設計にも携わる。店舗設計・インテリアデザイン以外では、小さな作家さんの展覧会から東京ビックサイトで行われる大規模な展覧会にいたるまで会場構成・ディレクションを手がけ、様々なプロダクトデザインも行なっている。
http://www.ima-ima.com/
公園商店 〜パークストア〜にて、設計事務所イマのお二人に手掛けていただいたLEONIMALアイテムが登場!
吉祥寺に関わりのあるクリエイター、ショップなど、個性豊かな面々のアクセサリーから雑貨、Tシャツ、バッグ、本などのアイテム が賑やかにあつまるポップアップ商店が登場!公園のような、商店のような、吉祥寺的買物空間が楽しめます。
LEONIMALはお二人にデザインを手掛けていただいた「リオニマルリュック型ペットキャリーGRAMP」や、コンセプト&アートディレクションを手掛けていただいた「フリーランドリー」等を展示販売させていただきます。
5月25日(木)ー6月3日(土) 10:00-21:00
吉祥寺パルコ地下2F・パルコブックセンター内