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テーマカード/町カードとは

ゲームの町カードには、ペットを災害から守るための知識や、用意しておく物・コト、近所の人たちとの環境作りのためのポイントが解説されています。
ゲームをプレイしながら普段からの備えや心構えについて学び、プレイ後は一緒に話し合ってみましょう。
ここではカード付属の解説書に掲載された内容以外にも是非紹介したい、代表的な備えの切り口を表現したカードについてご紹介します。

避難所の場所や避難ルール、ペットの受け入れ状況、避難ルートなどは住む環境によってさまざま。住んでいる地域の状況、いざという時に預けられる先の確保など、自分とペットを取り巻く環境について情報を集め、考えておくことが大切です。

[地域のハザードマップや被害想定を知る]

地震や水害、台風など災害の種類によって避難場所は変わります。過去の地震では火災の二次被害に避難所が巻き込まれたケースもありました。避難場所の立地や周囲の環境・被害想定を普段から調べておきましょう。

[家族との連絡方法や集合場所を決める]

災害発生時の避難所は、大勢の避難者で混乱を極めます。電話やメールなどの連絡手段が無い場合でも、子供も分かるような集合場所や張り紙をするのに適した場所を調べ、決めておくことが、スムーズな再会につながり

[実際に避難ルートを歩き、避難訓練をする]

大規模な災害発生時には、避難先までのルートで、建物が倒壊していたり、火災が発生していて通過できない状況が生じます。普段から歩いてルートを確認すると共に、一時避難できる公園や広場、公衆電話の場所、移動手段も考えましょう。

大規模な災害発生時は人の食糧や水でさえ支援が遅れ、手に入りにくくなります。ペット用品はなおさら遅れがち。また過去の災害では避難に必要なキャリーバッグなどの備えの有無が、同行避難の可否を左右するケースも、見られました。スタンダードな備えだけでなく、自分のペットなら何が必要か、改めて見直してみましょう。

[必要な薬や療法食を備える]

ペットフード以上に入手困難になるのが、療法食や持病の薬、輸液。獣医師や動物病院も被災する中、自助で備えておくことが大切です。過去の災害では、アレルギー対応食が手に入らず、困窮していた飼い主もいました。ペットの体調管理の備えを是非、万全に。

[避難所や支援物資に頼らなくて済むようにトイレ用品を用意する]

過去の災害時に支援物資として要望に上がっていたのが、排泄物を処理する袋でした。被災地ではごみ収集がすぐには始まりません。避難所内でニオイや衛生面で周囲に迷惑とならないためにも、適正な処理と場所での保管を心がけましょう。

[ブラシやウェットティッシュなど衛生用品を備える]

ペットの体臭や抜け毛も苦情の一因になるため、特に体臭の強い犬種は大判のウェットティッシュがあると便利。動物アレルギーのある方や衛生面での影響も考慮し、ブラッシングする場所や抜けた毛の後始末にも十分配慮が必要です。

小型犬や猫にとっては、小さな家具でも倒れてこれば致命傷になることも。家具の固定や落下しない場所での物の保管など、室内の安全対策を普段から行なっておきましょう。また、ペットが驚いて逃げだしてしまったり、万一迷子になってしまうことも想定し、飼い主さんのもとに安全に戻れるよう、身元が分かる備えをしましょう。

[鑑札や迷子札をつける]

迷子札は、万一はぐれてしまった時にペットの身元が分かる命綱と言えます。犬であれば狂犬病予防で義務付けられている鑑札は必須です。猫も連絡先が分かるよう迷子札を普段から着用させておきましょう。

[はぐれて鑑札が外れてしまうことに備えてマイクロチップをつける]

鑑札や迷子札をつけておくことは大前提ですが、長期間迷子のまま放浪して痩せてしまい、首輪が抜けてしまう事例も過去の災害ではありました。首輪自体が消耗して外れてしまうリスクもあるため、身体から外れないマイクロチップも重ねて備えておきましょう。

[ペットの特徴がわかる迷子ポスターを作る]

大規模災害の発生時は、ペットが迷子になってからポスターを作ろうとしても紙を入手したり写真を印刷することは困難です。特徴が一目で分かる写真付の捜索ポスターと、文字だけのものでは伝わりやすさに大きな差が出ます。あらかじめ用意しておきましょう。

避難所でペットが周囲に受け入れられるためには、周囲に吠えたり、威嚇しないよう社会化を意識して育てることが大切です。またトイレトレーニングや病気予防、身体を清潔に保つことなど、衛生面への配慮も周囲から安心してもらい、理解を得るには重要な備えです。

[難先の普段と違う場所でトイレをできるようにトレーニングする]

ペットのトイレ対策は衛生的にも、臭いの面でも避難所で受け入れてもらうための大きなポイントです。避難先でも飼い主の指示にしたがって排泄できるようにトレーニングしたり、段ボールと砂で簡易の猫のトイレを用意するなど工夫を心がけましょう。

[予防接種やノミダニ対策をする]

法律により義務となっている狂犬病予防接種は周囲の人たちの安全を守り、疾病予防のワクチンや寄生虫の予防駆除は避難所に集まった他のペットへの配慮にもつながります。人や他のペットへの影響を考慮し、普段からしっかり対策しておきましょう。

[常にカラダを清潔に保つ]

苦情につながりやすいペットの体臭や抜け毛。飼い主には慣れた臭いが飼っていない人にとっては苦痛になることもあります。避難所では水が出ず手も洗えず衛生環境が悪化しやすいため、周囲に影響を及ぼさないよう、避難先でもペットを清潔に保つための備えを。

災害発生時に飼い主同士が助け合えるように、普段からのコミュニティーづくりが重要です。散歩やドッグランなどで他の飼い主やペットとの関係性を築き、いざという時に物資や情報が交換できる体制につなげましょう。また、家族や親戚、友人、近所の人たちとのつながりも、自分だけでなくペットの大切な命を守るセーフティネットになります。

[家族や親戚、友人とのつながりを作る]

人同士の安全確保や物資支援、情報交換はもちろんのこと、避難所でペットが受け入れられなかった場合の一時預かりやペットに関する物資、情報、安否確認の連絡先としても、普段からの家族・親戚・友人たちとの関係づくりは大切です。

[普段から地域や近所の人とコミュニケーションする]

避難所でペットを受け入れてもらうには、まず普段からの地域コミュニティへの参加が大切です。ペットをきちんと飼育していることを近隣住民に理解してもらうこにいより、避難所での理解にもつながります。

[ネットやSNSを通じて飼い主の仲間を作る]

同じ動物種の飼い主コミュニティでは、動物の特性や飼育方法、飼育用品にも理解があるため、物資支援が行いやすいという利点が。また被害が小さい地域から大きい地域への支援や、一時預かり、被災地で入手できない外部からの情報提供や必要物資の情報発信の依頼先としても有効な選択肢です。

LEONIMALの商品はオンラインショップでご購入いただけます。

2019/10/25 東京にてゲーム体験会を開催しました。

2019/10/12 Pet博2019 @なごやにてゲーム体験会を開催しました。

coming soon !

NPO法人アナイス代表 平井潤子監修

平井潤子さん

平井潤子さん

NPO法人アナイス 代表

動物福祉を科学するペット災害のスペシャリスト

三宅島噴火災害動物救援センターでの救護活動を機にアナイスの活動を開始。国内各所の被災地での支援活動・調査を経て、現在に至る。
日本獣医生命科学大学 応用生命科学専攻博士後期課程 修了博士(応用生命科学)・静岡県動物愛護管理推進委員会委員・東京都動物愛護推進員協議会委員・東京都動物愛護管理審議会小委員会委員・神奈川県における動物愛護管理施策に関する検討会委員・「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」委員/「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」改訂等に係る検討会委員 等
災害時にペットを同行避難し、調和して避難生活を送ることができるよう、飼い主がなすべきことを啓発・支援を主軸に、2002年にアナイスを立ち上げる。災害時の動物避難対策は、平時の飼育管理やモラルに深くかかわることから、海外も含め各地の動物事情など、情報の収集・発信をしている。

NPO法人アナイス animal-navi.com

災害大国日本。昨今では、地震に限らず風水害の被害も各地で多発するようになってきました。また、今後の発生が懸念されている南海トラフ三連動地震に関しては、これまで支援の中心となっていた大都市が機能できなくなることが予想されており、飼い主自身がペットを守る「飼い主力」、自分自身や家族が生き残るための「防災力」、地域や近隣の方々と協力して自分の住む町を復興していく「共助力」を高めることが求められています。
このカードゲームには、街カード1枚1枚に普段からできる、自助や共助のアイデアや工夫をちりばめています。「もしも」の時にペットを守るため、飼い主として普段からどんな備えが必要なのか、家族や飼い主さん同士、また飼っていない人とも協力していくことも大切だということを、ゲームを楽しみながら、一緒に学び、考えていただきたいです。

あなたとあなたの家族・ペット、地域、もっと広い世界をつなぐ
きっかけを作りたい。そんな思いで作りました。
そのつながりが、もしものときの助けになることを願っています。

●材質/紙
●製品サイズ(約)/縦9.2 × 横12×1.8cm
●日本製
●商品名
カードゲーム いっしょに逃げてもいいのかな?
●価格:2,700円+税
企画制作:LEONIMAL BO-SAI
ゲーム考案・ルール監修:坂本犬之介(オフィス新大陸)
防災監修:NPO法人 アナイス 平井潤子
アートディレクション・デザイン:髙橋剛
イラストレーション:二階堂ちはる、七字由布(展示イラスト)

ご購入いただいた売り上げの一部は動物愛護の活動のために寄付させて頂きます。

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