ペットと住む町で起きる「もしも」をみんなで協力して乗り越えるゲーム
ペットの大事ないのちを守るために、災害が起こる前に備えておきたいこと。いつもの生活から作っておきたい環境。近所の人たちとのつながり。
ペットと住む町を想定し、普段からの十分な備えをプレイヤーみんなで考え、すごろくのように進めながら協力し合って課題をクリアしていく形式のカードゲームです。
モノ・コト・キモチの備えについて会話が生まれる カード設定
カードは全部で76枚。普段からの備え、生活環境、災害時に起こりうる状況をゲームを通じてシミュレーションしながら学ぶことができる工夫が満載です。
ゲームをしながらカードを読み、楽しく学ぶ・会話する
テーマカードは全部で5色。色ごとに、ペットの防災に大切な備えに関するテーマを表しています。
町カードは、テーマカードの5色×8枚ずつ。町で暮らす人々やペット、生活環境を表しています。カード1枚ずつを読むことで、備えの確認を話し合うきっかけづくりにもなります。
「いつも」からいっしょに考える 「もしも」の時に協力し合う
「もしも」災害が起きたその時に
災害カードは、ゲーム中ランダムに出現します。災害発生時に備えができているか、事前にできたことはないか、またその場で判断すべきことはなにか、プレイを通じてシミュレーションしましょう。
課題解決に協力し合う体験を
みんなの力カードは、災害時にピンチが訪れた時に、協力する大切さを学べるカードです。
いのちを守るためにどのように協力していけばよいか、いっしょに考える仕掛けになっています。
テーマカードのそれぞれの備えができたことを表すカードです。みんなで協力しあって、ゴール=万全の備えを目指しましょう!
備えをつないだテーマカードの上を避難させるペット達です。災害などのハプニングをみんなでクリアしながら安全に避難させましょう!
– MOVIE –
遊び方について
体験会参加者さまの声
ファッシリテーションについて
スタッフが遊んでみた
NPO法人アナイス代表 平井潤子監修
平井潤子さん
NPO法人アナイス 代表
動物福祉を科学するペット災害のスペシャリスト
三宅島噴火災害動物救援センターでの救護活動を機にアナイスの活動を開始。国内各所の被災地での支援活動・調査を経て、現在に至る。
日本獣医生命科学大学 応用生命科学専攻博士後期課程 修了博士(応用生命科学)・静岡県動物愛護管理推進委員会委員・東京都動物愛護推進員協議会委員・東京都動物愛護管理審議会小委員会委員・神奈川県における動物愛護管理施策に関する検討会委員・「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」委員/「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」改訂等に係る検討会委員 等
災害時にペットを同行避難し、調和して避難生活を送ることができるよう、飼い主がなすべきことを啓発・支援を主軸に、2002年にアナイスを立ち上げる。災害時の動物避難対策は、平時の飼育管理やモラルに深くかかわることから、海外も含め各地の動物事情など、情報の収集・発信をしている。
災害大国日本。昨今では、地震に限らず風水害の被害も各地で多発するようになってきました。また、今後の発生が懸念されている南海トラフ三連動地震に関しては、これまで支援の中心となっていた大都市が機能できなくなることが予想されており、飼い主自身がペットを守る「飼い主力」、自分自身や家族が生き残るための「防災力」、地域や近隣の方々と協力して自分の住む町を復興していく「共助力」を高めることが求められています。
このカードゲームには、町カード1枚1枚に普段からできる、自助や共助のアイデアや工夫をちりばめています。「もしも」の時にペットを守るため、飼い主として普段からどんな備えが必要なのか、家族や飼い主さん同士、また飼っていない人とも協力していくことも大切だということを、ゲームを楽しみながら、一緒に学び、考えていただきたいです。
株式会社オフィス新大陸 坂本犬之介
坂本犬之介さん
ゲーム・クリエイター
代替現実ゲーム手法(Alternate Reality Game、ARG)を軸としたアナログ・デジタルのゲームや、企業・自治体のPRイベント、テレビ番組、書籍・雑誌を多数手がける企画クリエイター。
幼少期から犬、猫、リス、亀、魚など多くの生き物に囲まれ暮らす。
主な作品:書籍『ボードゲームキングダム』シリーズ(エンターブレイン)、『ボードゲームパラダイス』シリーズ、『日本懐かしボードゲーム大全』、ゲーム『くるねこコイコイ』(エンターブレイン)、『ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史』、『仮面ライダーディケイド ファイナルライドアタック』(メガハウス)ほか、テレビ『Theゲームナイト』(BS日テレ)、『アイドリング!!!』ARG(フジテレビ)など。TOYOTA、ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント、東京海上日動火災保険、角川映画、等のARGをプロデュースするほか、ミュージアムの体験型ゲーム展示の企画、雑誌連載、海外ゲームの翻訳など幅広く活動。
ある日大災害が起こり、愛するペットが巻き込まれてしまう。それが物語の中ではなく、現実の社会、自分の日常に起こってしまっても不思議でない状況に、私たちは生きています。
この『いっしょに逃げてもいいのかな?』は、プレイヤー同士で勝ち負けを競うのではなく、プレイヤー全員が一致団結して、災害からペットを守るゲームです。
シンプルなルールながらお子さんにもわかりやすく、プレイ時間は約20分。2人から5人まで遊べて、毎回遊ぶたびにゲームの場が変わり、刻々と災害の影響が広がる中、ハラハラドキドキの展開を楽しめます。ゲームに負けても、すぐに「もう1回♪」と遊びたくなるゲームです。
場に並ぶカードの列は、あなたが暮らす町並みを表わします。その町並みにあなたのペットや近所に暮らす誰かのペットが、チップとして置かれます。
そして……そこに災害が起きます。
道路が寸断されたり建物が倒壊して、町並みのカードが歯抜けになっていき、ペットの逃げる先が狭まります。蓄えていた水やエサ、物資が被害を受けます。飼い主とはぐれた迷子のペットが現われるかもしれません。混乱したペットがどこか遠くへ行ってしまうかもしれません。
こうした現実に起こり得る事象の数々が、ゲームでシミュレートされています。それらを乗り越えるための方法は、必ずあるはずです。しかしそれを活かせるかどうかは、プレイヤー全員の協力と備えにかかっているのです。
手番ごとに、どの列にカードをプレイするか、どのペットから助けていくか、全員でワイワイ話し合ってください。ほかのプレイヤーと出し合うカードを相談して、ペットの移動を助ける【カードペア】を作ったり、寸断された道の応急処置やペットを迂回路に誘導できる【みんなの力】カードの使い方を、みんなで話し合ってください。こうしてコミュニケーションをはかり、みんなで協力することがペットを守ることになるのは現実とまったく同じなのです。
実際のペット防災における重要なポイントが、ゲームのメカニズムやカードのテキスト、そしてプレイシーンの随所に散りばめられています。ペットを飼っている人もいない人も、一人でも多くの生き物好きに遊んでいただき、いざ災害が起きた時、一匹でも多くのペットが救われることになればと、このゲームを作りました。どうぞ楽しみながら、ペットの防災を知ってください。
あなたとあなたの家族・ペット、地域、もっと広い世界をつなぐ
きっかけを作りたい。そんな思いで作りました。
そのつながりが、もしものときの助けになることを願っています。
●材質/紙
●製品サイズ(約)/縦9.2 × 横12×1.8cm
●日本製
●商品名
カードゲーム いっしょに逃げてもいいのかな?
●価格:2,700円+税
企画制作:LEONIMAL BO-SAI
ゲーム考案・ルール監修:坂本犬之介(オフィス新大陸)
防災監修:NPO法人 アナイス 平井潤子
アートディレクション・デザイン:髙橋剛
イラストレーション:二階堂ちはる、七字由布(展示イラスト)
ご購入いただいた売り上げの一部は動物愛護の活動のために寄付させて頂きます。