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その時熊本で インタビュー第5回:取り組みを続けていく・知ってもらう | LEONIMAL リオニマル
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前回に引き続き、熊本県動物愛護センター 所長・熊本県健康福祉部 健康危機管理課 乳肉衛生班 課長補佐のお二人へのインタビューをお届けします。(※2016年12月取材当時の役職は「主幹(班長)」でしたが、現在の役職は「課長補佐」となります。)

第4回は震災と関係なく熊本県動物愛護センターに運ばれてくる動物たちの実態、そして災害に向けて飼い主ができることについてお伝えしました。第5回は今現在取り組んでおられること、そしてこれから取り組んでいきたいと思っておられることについてお伝えします。


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LEONIMAL(以下、LE):実際に熊本のために何かしたい、現状を見たいという声があった場合は窓口はあるんですか?

熊本県動物愛護センター所長(以下、所長):
当センターにもあります。

LE:ボランティアをされたいとか、動物を引き取りたいという方がいた場合はどのようにすればよいのでしょうか?

所長:こちらにご連絡いただければ対応しています。

熊本県健康福祉部 健康危機管理課 乳肉衛生班 主幹 課長補佐(以下:県職員):
何でも屋さんですね。

LE:すごいですね、一括で全部対応されて。

所長:土日も開けて対応しておりますので。

LE:逆に今困っておられることはありますか?

所長:物資の面はまだまだ不足が続くと思っています。特に猫砂ですね。 一時期は200匹近くいたのでかなりの量を消費してしまいました。

県職員:おがくずタイプの木製ペレットのものを使っていますね。軽くて吸収力も高いので。

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LE: 今は猫は80匹くらいとのことですが、何人のスタッフさんでお世話されているんですか?

所長:猫は2人ですね。

LE:80匹近くを2人で。大変ですね。

所長:でもありがたいことに、震災以降、ボランティアさんが1,000人以上携わってくださっているんですよ。平日お仕事されていても土日に来てくださったり、大学生の方々が団体でお手伝いに来てくださったり。非常に助かっています。本当に感謝ですね。ボランティアさんたちの力がなければおそらくうまく回らなかったと思います。

LE:お世話はもちろん、いらっしゃることで雰囲気も変わるのでは。

所長:
いらっしゃることで明るい雰囲気になりますね。パワーをいただいて、日々の業務ができています。九州動物学院の方々とか。遠くは気仙沼からもお越しくださいました。益城町でボランティアに入っていた方で、ある程度人員が集まってきたので自分はこちらでボランティアすると申し出てくださいました。

LE:災害は本当に悲しい出来事でしたけれど、人と人とのつながりができていったんですね。

県職員:普段の講習会でつながりのあった、動物飼育に関して専門的な知識のあるボランティアの方々が、初めてボランティアする方たちへも指導してくださったり、感染症の予防とかベースになる部分を築いてくださったのは大きかったです。

所長:今後の取り組みというところでいけば、「けがをさせない」「病気をさせない」「なるべくストレスをかけさせない」という3つの柱を掲げてやっていこうと思っています。

LE:譲渡会の広がりはどうですか?

県職員:譲渡会をやっていること自体、まだご存じない方も多いのですが「こういう取り組みをしているんだ」と知っていただけるきっかけを作っていきたいですね。

所長:月に1回は行なっていきたいと思っています。

LE:もっと情報が広がっていくといいですね。

県職員:我々でも情報発信のツールや媒体を使ってできる限り広めていければと思います。

※この取材は2016年12月に行われました。


たくさんのボランティアさんたちと連携しながら、譲渡会など地道な取り組みを継続されていく想いをお伺いしました。最終回は動物たちのいのちを守るために普段からできること、ペットの社会化についてお伝えします。


6回に渡るインタビュー、各回の記事はこちら
その時熊本で インタビュー第1回:被災犬・被災猫の保護が始まった

その時熊本で インタビュー第2回:人とのつながりが動物を救った

その時熊本で インタビュー第3回:地震は動物の出産時期に起こった

その時熊本で インタビュー第4回:迷い犬・迷い猫にしないためにできること

その時熊本で インタビュー第5回:取り組みを続けていく・知ってもらう

その時熊本で インタビュー第6回:地域と一緒に生きる飼い方を